★職員レポート〜13年間に思いを馳せて〜高齢者相談センター業務終了のお知らせ

 平成19年、神栖市からの委託を受け、地域包括支援センターの身近な相談窓口としてスタートした社会福祉協議会高齢者相談センター(現担当圏域:波崎・土合・矢田部)は、この3月末をもって業務終了となります。4月からは地域包括支援センターみのりに高齢者相談センター機能が集約されることになりました。

 高齢者ご本人はもちろん、ご家族等の相談対応など、住み慣れた地域で安心して暮らすためのお手伝いとして、必要に応じた介護サービス等の情報提供や見守り等、親身な相談対応を行ってきたK相談員。 先日、これまでの13年間を一緒に振り返りながら、沢山の出会い、そして少なからず経験してきた別れに思いを馳せ、感慨深いものがありました。 SKR040.jpg

 一人暮らしや高齢者世帯を訪問する中で、年齢を重ねてなお生き生きとご活躍され、人生の先輩として目標となるような素敵な出会いも数多くありました。
 なかでも衝撃的だった出会いは、毎日の献立や出来事をカラフルな色鉛筆のイラストで描き、ノートに記録されていたAさんとのこと。そのノートは何冊にもおよび、K相談員が他の職員にもぜひ見せたいと借りてきてくれました。イラストからはAさんのやさしいお人柄が溢れ出て、穏やかで豊かな日常が垣間見えるようでした。イラストはご本人の了解を得て、今も本会のホームページに使わせていただいています。

 キャップ帽がトレードマークだったBさんは、何か心配ごとがあると窓口に来ていました。会話が少し不自由だったため、職員が50音の文字盤を用意して対応したりもしましたが、なぜかK相談員にはよく伝わっていたのが不思議でした。ある日、Bさんが外出先の路上で転倒してケガをされたと、警察から持っていたK相談員の名刺をたよりに連絡が入ったこともありました。どことなく愛嬌があったBさんは、ご家族のように支えてくださった元職場の先輩やヘルパーさんのサポートもあり、病に倒れるまで住み慣れた家での生活を全うされました。

  花や野菜を育てるのが大好きだったCさんは、在宅酸素を使用し身体が思うように動かなくなってからも、『ういるかみす』(住民参加型の有償サービス)の協力員さんに、肥料の買い出しや野菜の植え付けをお願いし、窓下の小さなスペースでのナスやミニトマトの収穫をとても楽しみにされていました。今もその前を通ると当時の名残が感じられ、底抜けに明るかった笑顔が思い出されます。

 受託開始から現在(令和2年2月末)までの高齢者相談センターでの訪問・相談の延べ対応件数は、6,877件にのぼります。この間、様々なケースに関わるなかで、地域の皆さまをはじめ民生委員さん、関係機関等多くの方々のご支援、ご協力を賜りましたことに改めて深く感謝申し上げます。 本会の高齢者相談センターは終了となりますが、今後も福祉の総合相談窓口として関係機関と連携しながら、きめ細かな相談対応を心掛けて参りたいと思います。いままで本当にありがとうございました。

                                    〈支所地域福祉推進センター S〉
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