★社協職員レポート 家族と過ごす大切な時間 〜福祉車両利用料助成事業〜

 神栖市社協では、車いすを使用しなければ移動が困難な方の社会参加の促進、福祉の向上を図る目的とし福祉車両レンタカー料金の一部を助成する事業を行っています。近隣の民間業者の福祉車輌をレンタルし、通院や外出、旅行など様々な目的にお使いただくことができます。
 
   本会の福祉車両に関する事業の始まりは、平成7年に日本テレビの24時間テレビからワゴンタイプの福祉車両の寄贈を受け、在宅の車いす利用者や座位が取れない寝たきりの方が通院時に自家用車に乗れずに困っているという相談を受け、職員が病院の送迎を行っていました。その後、福祉車両の寄贈等により台数が増え、平成12年には車いすに乗ったまま乗車できる車両や、助手席のシートが乗降し車椅子の方でも乗車しやすいワゴン車の貸し出し事業を開始しました。家族の介護負担の軽減と、当時まだ珍しかった福祉車両を体験していただく事を目的とした車輌貸し出し事業は、多くの市民の皆さんにご利用いただきました。
  現在では多様な福祉車両が販売され、レンタカーも充実し気軽にレンタル出来るようになり、また福祉サービスとして、福祉タクシーが利用できる環境が整備されています。  このような時代の変化を経て、平成30年度10月より、神栖市社協の取り組みは、福祉車輌の「貸出方式」から「利用料の一部助成方式」に変更しました。


 【事業の利用状況】
 ・利用件数・・・令和元年6月は9件、7月9件、8月5件
 ・利用目的ベスト3・・・通院・入退院、施設送迎、行楽
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 ○神栖市社協福祉車両利用料助成事業チラシ


 【利用者A子さんとの出会い】
 この事業を定期的に利用されているA子さんは、ご家族が施設から外泊や外出する時に月1〜2回、福祉車両をレンタルされています。A子さんは多忙な仕事の合間に、社協の窓口に来所され、いつも笑顔で「次の外泊時は、どこにドライブに行こうかしら」、「今度は何が食べたいって言うかしら・・・」と外泊の機会を楽しみにされています。  先日、窓口に来所されたA子さんから「この前の外泊時に、夫が久しぶりにマックに行きたいというので、ドライブスルーして来たんです。久しぶりにハンバーガーを買って2人で一緒に食べたんです。こんな年になっておかしいわよね。」と、少し恥ずかしそうに教えて下さいました。私が「久しぶりに2人で食べたハンバーガーは、格別に美味しかったでしょうね」と声をかけたところ、とびっきりの笑顔で「はい。とっても美味しかったです。」と返事が返ってきました。介護と仕事を両立しているA子さんは「車輌をレンタルするとことは最初は不安ったけれど今は慣れて、レンタカーも色んなタイプが有り、この助成事業はとても助かります。」と話して下さいました。

 私たち職員は本事業を利用される車いすを使用している当事者の方に、お会いする事はほとんどありませんが、ご家族の皆さんから、歩けなくなったからもう出来ないと諦めていた買い物やお花見、お墓参り等に行ってきましたと、嬉しそうにお話をして下さることがあります。本事業が、家族と過ごす大切な時間を作る一助となっていることを学び、嬉しく思いました。


【福祉車両利用料助成事業についての問合せ先】
 神栖市社会福祉協議会 神栖本所 (神栖市保健福祉会館内) 電話0299-93-0294
                 はさき支所(はさき福祉センター内)   電話0479-48-0294

波崎支所 地域福祉推進センター Y
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