社協新人レポート 〜精神保健デイケア〜

 新人の川田です。第2弾の新人レポートは、神栖市社協で実施している“精神保健デイケア事業”です。

 神栖市社協の精神保健デイケア事業(事業の一部を神栖市より受託)は、精神障害を抱える方を対象にプログラムを通じて参加者同士が交流を深め、生活のリズムの構築や達成感を味わう事で社会参加へのきっかけになることを目的としています。
 「青空」(神栖地区:市保健・福祉会館、毎週水曜日・木曜日・金曜日:午前10時〜午後3時)と「ほのぼの」(波崎地区:市はさき福祉センター、毎週火曜日:午前10時〜)、市内2ヶ所で開催しています。
 活動内容は、自分で自由に活動を選択できるフリータイムを中心に、調理やカラオケ、ウォーキング、路線バスを利用しての外出などがあります。
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★プログラムの詳細はこちら    PDFファイルデイケア青空9月予定表
                      PDFファイルデイケアほのぼの9月予定表
                                                                      ★デイケアパンフレット         PDFファイルデイケアパンフレット 表面
                       PDFファイルデイケアパンフレット 裏面


 今回は、私が現在担当している神栖地区の「青空」について、感じたことや学んだことをレポートしていきます。


 現在私は、神栖地区の「青空」を担当していますが、活動時にメンバーのAさんから「料理をしてみたい」と相談を受けたことがありました。
 Aさんは、精神的な病気の影響で、記憶・注意・行動・言語・感情などの機能に障害があり、1人で順序立てて料理をすることが難しい状態の方でした。

 
rookie.report.04.png  そして調理活動の日。この日はホットケーキミックスを使って総菜パンを作るプログラムでAさんにはホットケーキミックスと牛乳を混ぜこねてもらう役割をお願いしました。Aさんは私に相談をした「料理がしたい」という気持ちとは裏腹に「できない」「やったことがないからよくわからない」と弱気で最初は上手く形になりませんでした。しかし次第にAさんから「どうしたらいい?なかなか上手く形にならないんだけど」と話しがあり、「体重をかけながらこねてみてください」とアドバイスをしたところ、Aさんが頑張ってまとまった生地が出来上がりました。Aさんは出来上がった生地を私に見せてくれて、嬉しそうに「できたよ!」と声をかけてくれました。その生地は完璧とは言えませんでしたが、紛れもなくAさんが1人で作り上げた生地でした。

 その時のAさんの嬉しそうな表情を見て私もとても嬉しくなったと同時に、“アドバイスを聞きAさんなりに実行してみるという素直な気持ちがある”というAさんらしさを発見する事ができた瞬間でした。私は「Aさんが体重をかけ腰を入れてこねてくれたのでいい生地ができましたね」と伝えると、Aさんは「そんなことないよ」と少し恥ずかしそうに返事をしてくれました。そしてAさんがこねてくれた生地で作ったパンを参加者全員でおいしくいただくことができました。

 “自分らしさ”とは、他者との関わりの中で発見できるものです。
 神栖市社協の精神保健デイケアでは参加者同士がプログラムを通して交流し、触れ合う事でお互いに“自分らしさ”を発見することができる!そんな場所だと思います。
 私は神栖市社協の職員として精神保健デイケアの参加者の皆さんが自分らしさを発見するきっかけを作れるような関わり方を心掛けていきたいと考えてます。
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完成した総菜パン


 このレポートをきっかけにと言うのはおこがましいですが、皆さんも何かの機会に家族や友人と自分らしさについて語り合ってみてはどうでしょうか?自分では気がついていない“自分らしさ”を発見できるかもしれませんよ。


 本所地域福祉総合相談センター 川田
 
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