★社協職員レポート 〜 こころの相談室を通して 〜

 神栖市社協では、福祉総合相談の一環として、こころの相談室を実施しています。 こころの相談室は、こころに不安を抱えている方やその家族からの相談を精神保健福祉士が対応し、近年は年間100件を超える相談が寄せられています。

 私は、昨年の4月より波崎支所での相談対応をしていますが、精神疾患に罹患している本人からの生活上のしづらさやいい知れぬ不安などの訴えのほか、家族や友人からも、今まで本人と話しをしたがこれといった解決策がなく、『どうしたらいいのかわからない、今後が不安。』という相談が寄せられることもあります。
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 ひとことで精神障害といってもストレスによる抑うつや、統合失調症、社会不安障害等さまざまなものがあり、病名が同じでも人により状態の違いがあります。また、コミュニケーションが苦手、体調や環境の変化に対応できないことなどによる生活のしづらさ、生きづらさから、二次障害として精神のバランスを崩してしまうケースもありますが、病院に通院し投薬治療や行動療法等をすすめることで、症状の改善や日頃の生活の支障軽減に繋がることが見込まれます。しかし、そこまでには個人差はありますが、落ち込み、自己嫌悪、葛藤などで長い時間苦しみ、本人も家族も不安ばかりが募ることも多いものです。

 相談が寄せられると、まずは相談者の悩みを傾聴し、社協での支援で解決できる内容か、他の機関を紹介するのか、制度を利用するのかを確認し、ケースによっては、医療機関の受診を勧めたりもします。また、家族等からの相談の場合は、本人の気持ちを聞くため面談することが出来るか伺い、可能な方には、話しがしやすい場所(自宅や公共施設など)にて面会します。すぐに解決できることばかりではないため、ときには負担にならないよう話題を変えながら話しを進めていき、本人の意思を確認しながら、制度やサービスなどのアドバイスもします。
本人や家族にとっても一歩を踏み出すことは勇気が必要で、ためらわれることが多いかと思いますが、面会を重ね信頼関係を築いていくなかで制度やサービスに結びついたときは、自分のことのようにうれしく思います。

 悩みを第三者に話すことは自分自身のこころの整理にも繋がります。『こころの相談室』では相談者の気持ちに寄り添い、支援者からの一方通行にならないよう見守ることも心掛けながら今できることは何かを一緒に考えていきます。また、必要に応じ関係機関と連携を図りながら、課題解決を目指し今後もひとつずつ対応していきます。

支所地域福祉推進センター O
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