★社協職員レポート
【社協の広報紙を視覚障害者の方に届けてくれる朗読ボランティア 】 

 神栖市社協では、毎月1回「社協ニュース」、偶数月の15日に「ボラマガ」という2つの広報紙を発行しています。視覚障害者の方々にも読んでいただきたいと、朗読ボランティア方々が毎月ボランティアセンター内の録音室で朗読しパソコンに録音し、職員がCDに焼き、郵送でお届けしています。また点字ボランティア「ひとみの会」の皆さんも、市と社協の広報紙の点字版を制作して、郵送でお届けしています。 


 今回は、社協広報紙の朗読ボランティアの活動についてご紹介します。  平成12年に新しく建設された保健・福祉会館の2階のボランティアセンターには、録音室と点訳室が整備されました。録音室は防音設備となっており、録音機材も設置され、朗読ボランティア活動がしやすい環境が整いました。  既に、朗読ボランティアグループ「うぐいすの会」の皆さんが、神栖町の広報紙を朗読してカセットテープに録音し、希望者分のカセットテープにコピーするという活動を行っていました。 kaden_cassette_tape3.jpg



  当時、私はボランティアセンター業務を担当し、仕事を通じて視覚障害者のTさんと出会い、様々な話を聞く機会を得ました。福祉の出前講座にもご協力頂き、小学生の子供たちと交流することもありました。ある打ち合わせの際に、Tさんに生活で不便な事はどんなことですか?と質問しました。「そうねぇ、家電の点訳した説明書が欲しいわ。それから名作と言われる本を読んでみたいし、今どんなファッションが流行しているのか知りたいわ。自分でお店に行って洋服を選べたらいいんだけど。」という答えが返ってきました。その時にあらためて、視覚障害者の方々の生活の困難さを実感しました。

 そんな時、社協が主催した『朗読ボランティア講座』を受講した、AさんとKさんが「何かボランティアが出来ますか?」と声をかけてくれました。社協ニュースの朗読ボランティアとして活動していただけることになり、視覚障害者の方々にお届けできるようになったことを嬉しく思いました。社協ニュースを初めて録音したテープを試聴させていただいたところ、原稿を読む声はアナウンサーのようにハッキリと、正確に伝えようとしている気持ちが伝わってきました。その後、Tさんの元にも社協ニュースのテープが届けられ、「私が参加できる行事は少ないけれど、今まで知らなかった福祉やボランティア情報が聞けて楽しいです。」と感想をいただきました。


 平成12年から始まったAさんとKさんの朗読ボランティアの活動は、平成28年まで16年間、毎月休むことなく続きました。録音の形態はカセットテープからCDに変化し、ボランティアさんも出産や子育て、介護等の経験を経ながら、多忙な時も2人で協力しながら活動を続けて下さっていました。  朗読ボランティアのお二人に、毎月必ず活動するというのは実際大変ですよねと声をかけると、2人で顔を見合わせて『月1、2回の活動だから、大丈夫よね』と笑顔の返事が返ってきました。 
media_disc_rainbow-2.jpg


現在は社協ニュースとボラマガの朗読活動は「うぐいすの会」の皆さんに引き継がれています。長年にわたるボランティアの皆さんに、あらためて感謝したいと思います。ありがとうございます。

 かみす社協ニュース 平成31年2月号 はコチラ → 「社協の広報紙」

支所地域福祉推進センター Y
ボランティアセンター ウェブサイトへ移動します