《報告》第245回地域ネットワーク勉強会を開催しました

 ◆日 時:平成30年6月14日(木)
        10:30〜14:30

 ◆テーマ
  「子どもの発達段階と発達が気になる子の理解」
  午前の部(10:30〜12:00)
    生まれてからの生育・成長過程
  午後の部(13:00〜14:30)
    発達障害の種別と特性

 ◆講 師:穂積妙子 氏(臨床発達心理士)
  【つくば子どもと教育相談センター 代表】

 ◆実参加者:38名
  (延べ57名:午前の部24名、午後の部33名)
img245.1.JPG



 今回の勉強会は子育てサポーター養成基礎研修の2日目と合同で開催しました。

 午前中の講義では、子どもの発達の過程の乳児期(0〜1歳前後)、幼児期(1歳半頃〜5.6歳)、児童期(7歳頃〜10、11歳頃)の段階に分けて、それぞれの発達課題に応じた子どもへの関わり方について説明がありました。また午後の講義は、発達障害を大きく学習障害、注意欠陥多動性障害、自閉症スペクトラムに分けて、障害の特性や、乳幼児期や学齢期といった年代に応じた関わり方のポイントの説明があり、一日を通じて子どもの発達に関して、学びの多い機会となりました。


【午前の部:生まれてからの生育・成長過程】
 人の発達の中でも、乳児期は全生涯で最も成長、発達が著しく、この時期の授乳や身体のケア、声かけ、あやし行為などを通じた母親や特定の保育者との強固な愛着形成が、以降の発達過程での家族以外の人との信頼形成や、社会性の獲得につながるという説明がありました。
 ただ、全ての子どもが同じように愛着を形成できるわけではありません。〇勸蕕討鬚垢訖銅身に、子育てのサポートを受けられない、経済困窮、発達障害がある、または育児放棄などの虐待を受けて育ったという事情がる場合、∋劼匹眤Δ砲癲∪犬泙譴弔人との関係を持ちにくい、反応が少ない、身体的・精神的に過敏でよく泣くなど、子どもの約1割に育てにくい子どもの存在が確認されています。子育てが一様ではなく、子どものありのままを受け入れて、気負いせずに子育てを楽しみましょう。と伝えられました。


【午後の部:発達が気になる子の理解と支援】
 乳幼児期の気になる子どもに対して、親が子どもに「育てにくい子ども」という印象を持って、育児不安や、ネグレクト(育児放棄)になることがあります。母親と子の「愛着形成」を築く大事な時期であり、母親が精神的、身体的にも余裕を持てるようサポートするために、「預かり支援」や子どもの「お気に入り遊び」のレパートリーを増やすこととあわせて、母親以外の家族へ育児協力を働きかけたり、社会的支援につなげる関わりが必要です。
img245.2.JPG
 幼児期(3歳程度)の気になる子どもの場合、特にこだわり行動は無理にやめさせるとパニックになることもあるため、状況を見ながら別の行動に置き換えることが大切です。また、この時期の子どもの失敗は責めずに、褒める部分は子どもにわかりやすく表現をしてあげること、他にも体を動かす遊びやリズム遊びなどを生活の中に取り入れて、夢中になりやすいゲーム機やスマートフォンとの接触はできるだけ控えるようにと、伝えられました。
 発達が気になるお子さんも、定型的な発達の子どもと異なる部分はあっても、発達し続けます。できるだけ早期にその子に合った教育や療育の方法、可能性を見つけだして、その子らしい発達を支える支援者のかかわりがとても大切と伝えていただきました。

 神栖社協ではお子さんの預かり支援「ファミリーサポートセンター」を神栖市より受託し、幼稚園や学校、児童クラブの送迎や預かりなどの子育ての援助を希望する方(利用会員)と、サポーター養成講座を受講した子育て経験者や保育士の有資格者(子育てサポーター)が、ともに登録して、相互援助活動として「お子さんの一時預かり」活動を行っています。
 預かり場所は、利用会員宅やサポーター宅、女性・子どもセンターや児童館などの公共機関となっています。お子さんの年齢や保護者の方のご希望に合わせて、センタースタッフが安心して預けられるようにコーディネートしています。

費用:午前7時から午後7時まで1時間あたり650円
    前述の時間以外の時間帯1時間あたり750円

お問い合わせ
 神栖本所 電話:0299−93−1029(担当:高森・大久保)
 波崎支所 電話:0479−48−0415(担当:沢田・横田)

 神栖社協 ファミリーサポートセンター
 神栖市子育て支援課 (ファミリーサポートセンター事業)
ボランティアセンター ウェブサイトへ移動します