《報告》第241回地域ネットワーク勉強会を開催しました

h30.2.23.JPG ◆日 時◆
  平成30年2月23日(金)
  午後7時〜午後9時
◆テーマ◆
  「ジョブコーチを活用した障害者の就労支援」
 〜就職活動から職場定着までの支援とその実際〜
◆講 師◆
  荒井俊光 氏(主任就労支援員)
  【かしま障害者就業・生活支援センターまつぼっくり】
◆参加者◆
  24名

 今回の勉強会では、講師の13年間に渡るジョブコーチとしての活動実践から、障害者就業・生活支援センターとジョブコーチの概要、障害者の就労支援をしていく上で感じたことについて事例を交えて率直に語って頂きました。

 かしま障害者就業・生活支援センターまつぼっくりは平成20年4月に開設されました。役割は名前の通り仕事と生活を一体的に支援する機関です。就職活動場面では、センターに登録された障害者と一緒にハローワークに出向き、求人を探したり、求人情報について分かりやすく説明したりしています。就職後は職場へ様子を見に行き、仕事で困っていることはないか本人と会社の指導者に確認するなど職場定着に向けた支援を行っています。
 さらに、同センターには職場への定着を支援する専門家であるジョブコーチも在籍しています。ジョブコーチは―⊃先の指導者に障害者の特性について理解を促す、対象者の持っている力が発揮できるように指導者とともに受け入れ環境を整える、職場内にナチュラルサポート(他の従業員が自然に関わってくれること)体制を構築するなど、実際の職場に一定期間、一緒に入りながら働きやすい職場となるように関わっています。
 また、仕事を継続するためにはその基盤となる生活の安定が不可欠で、生活習慣が乱れてしまうと必ず仕事にも影響が生じます。そのため、生活面においても困っていることや心配事についてアドバイスをしていますが、直接的な金銭管理や生活支援は他機関との連携を図り、個々の生活環境に合わせて支援体制を整えています。
 講義内では知的障害がある方の清掃の仕事に就いてからの支援と、精神障害がある方のゴルフ場での整備の仕事に就いてからの支援について事例報告がありました。いずれも作業工程を一緒に考えたり、職場の従業員へ本人の障害特性を伝えたりと本人が仕事がしやすくなるように、安定した就労が継続できるように、本人に寄り添って支援されていることが伝わってきました。
 
 障害者雇用促進法の改正により、障害者の求人や実際に障害者が雇用される機会も増えていますが、その反面離職してしまう方も少なくありません。仕事は本人の望む(目標とする)生活を実現するための一つの手段です。だからこそ、仕事以外の生活場面や余暇活動の支援も大切です、と締めくくられ、全体を通じて障害者の就労と生活の一体的な支援の大切さについて理解を深める機会となりました。

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「かしま障害者就業・生活支援センターまつぼっくり」では、障害のある方の就労相談を随時受け付けています。
 対象地域:神栖市、鹿嶋市、潮来市、鉾田市、行方市にお住まいの方
 問合せ先:0299−82−6475
※障害者就業・生活支援センターは全国332カ所(平成29年4月現在)で設置・運営されています。詳しくは以下のPDFをご確認ください。
PDFファイル障害者就業・生活支援センター一覧(出典:厚生労働省ホームページ)
 
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