《報告》第239回地域ネットワーク勉強会を開催しました

h29.12.12.JPG ◆日 時◆
  平成29年12月12日(火)
  午後7時〜午後9時
◆テーマ◆
  「発達障害のある子の特性と親支援」
 〜子どもの不安を和らげる支援のポイント〜
◆講 師◆
  上岡勇二 氏(臨床心理士)
  【子育て科学アクシス】
◆参加者◆
  122名

 発達障害療育者研修スキルアップ講座の1日目と合同で開催した今回の勉強会は、基本的な脳の仕組みと発達障害のある子に安心を与える大切さについて、事例を交えてお話頂きました。

 早寝・早起き、バランスの取れた食事と運動、親子の会話など規則正しい生活習慣の確立がなぜ大切なのか、子どもの成長にどのような影響があるのかを脳の仕組みから解説頂きました。心と体と脳は相互に関連しあっていることから生活習慣が心のバランスにも影響しています。特別な支援を要する子は脳の育ちのバランスを崩しやすい子といえます。まずは生活リズムを作るために、できる限り決まった時間にしっかり寝ることが大切です。
 そして、発達障害のある子の特性を一言で表現するならば‘不安でいっぱい’なこと。「こわいよぉ」「やだよ〜」といった被害的な発言や、「うっせー」「なんだよ!」といった攻撃的な発言はどちらも不安の強さの表れです。本人は怒りたいのではなく、伝えたいのです。まずは、支援者が本人にとって‘耳を貸せる存在’になることが大切です。「この人なら分かってもらえる」「この人といるとここちよいな」という安心感があるからこそ、不安なことや悩みを素直に伝えることができるようになります。
 また、できない・やらないの背景には、何を期待されているかわからない、わかっても「やり方」がわからない、やり方がわかっても「やりづらい」ことが隠されているかもしれません。頭ごなしに否定せずに、なぜそうなのか、どうすればできるのかといった、本人の言い分や感情に耳を傾け、「なるほど!そうとらえていたのか」を気づくことがとても大切です。「曖昧さに苦しんでいる子どもがいます。その子どもとの関わり方に悩んでいるお父さん、お母さんがいます。ぜひその方たちの‘通訳’になってください。」と締めくくられ、子どもの不安を和らげる支援を学ぶことで、支援者の支援に対しての不安も解消できることを改めて感じることができた勉強会でした。
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