《報告》第237回地域ネットワーク勉強会を開催しました

DSCF3829.JPG ◆日 時◆
 平成29年10月24日(火)
  午後7時〜午後9時

◆場 所◆
 神栖市はさき福祉センター1階 集会室

◆テーマ◆
 精神障害者への地域生活支援から見えてきたこと

◆講 師◆
 成島俊治氏(精神保健福祉士)
 【茨城県立こころの医療センター 地域医療連携室】

◆参加者◆
 41名

 今回の勉強会では、統合失調症・うつ病などの症状や経過、家族や支援者が関わる際のポイントについて、支援事例にもとづきお話していただきました。

<統合失調症の場合>
 統合失調症は、精神機能のネットワークが上手く働かない状態で、「眠れない」、「考えがまとまらない」、「その場にいない人の声が聞こえてくる」などの症状があらわれます。
 家族や支援者は、話を遮らずじっくりと本人の話に耳を傾ける、できることから始めるように促していくなどの関わりが望ましいです。あくまでも、病気になる前の生活を目標とするのではなく、あせらずできることを本人と一緒に考えながら、新しいゴールを見つけられるような関わりが大事です。

<うつ病の場合>
 うつ病は、憂うつな気分や食欲、睡眠欲といった意欲の低下などの心理的症状や倦怠感、頭痛などの身体症状があらわれます。大切な人(家族や友人)との離別や職場や家庭での役割の変化などが要因となります。
 本人は、十分考え悩み、自分のことを分かっていても、行動に移せないため、急ぎ立てて考えや決断を求めることはせず、その人のペースに合わせた関わりが大切です。

 精神疾患を抱える方は、幻聴や意欲の低下など今までに体験したことのない不安を感じているため、病気とそのつらさを理解し、「自分はあなたの見方」というメッセージを伝えることが大切です。具体的には、「“調子が悪くなった時に周囲に相談できた”など小さなことでも本人の良い面を見つけて、それを認めていることを言葉で表現する」、「困ったことについては、原因を探すのではなく解決方法を一緒に考える」などのコミュケーション方法が効果的です。
 「特別なスキルがなくても、相手を理解しようとする気持ちを持って関わることで、本人の安心した生活に繋がります」と“正しい病気の理解と周囲のサポートの大切さ”について、成島先生よりこれまでの取り組みをもとに伝えていただきました。
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