《報告》第233回地域ネットワーク勉強会を開催しました

 ◆日 時:平成29年6月29日(木) 10:00〜14:30

 ◆テーマ:「乳幼児期から児童期の発達段階と発達が気になる子の理解」
        午前の部(10:30〜12:00):生まれてからの生育・成長過程
        午後の部(13:00〜14:30):発達が気になる子の理解と支援

 ◆講 師:穂積妙子 氏(臨床発達心理士)
  【つくば子どもと教育相談センター 代表/神栖市子育てカウンセラー相談 相談員】

 ◆実参加者:54名(延べ82名)
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 今回の勉強会は子育てサポーター養成基礎研修の2日目と合同で開催しました。
 →平成29年度子育てサポーター養成講座《報告》
 
 午前中の講義では子どもの発達を乳児期(0〜1歳前後)、幼児期(1歳半頃〜5.6歳)、児童期(7歳頃〜10、11歳頃)の段階に分けて、それぞれの時期に生じる発達課題について詳しく説明がありました。また、午後からは、生まれつき脳に何らかの機能障害があることで、発達に偏りが見られる発達障害の特性や年齢に応じた関わりのポイントについて伝えられ、午前・午後を通じて子どもの発達に関して集中して学ぶ機会となりました。
 たとえ小さな子どもであっても、子どもは親の分身ではないので、「思い通りには育たない」という事実を受け止め、子どもの「ありのまま」を受け入れること。その心構えとして穂積先生から“good enough(グッド イナフ)=完璧でなくほどほどでよい、それで十分”という意味のフレーズが伝えられ、「気負いせずに子育てを楽しむこと」の大切さを改めて感じることができました。

午前の部:生まれてからの生育・成長過程
 人は生涯を通じて発達するといわれています。特に乳児期は人の全生涯で最も成長、発達が著しい時期で、この時期の授乳や身体のケア、声かけやあやし行為などを通じて母親や特定の保育者を愛着対象と認識し、それ以外の人との区別がされます。いわゆる「人見知り」はその表れで、この「愛着形成」が今後の安定した人間関係の基礎となります。2歳〜3歳にかけては第1反抗期と言われますが、これは「自我が芽生えた証」といえます。「自分でやる!」はその一つです。「できないでしょ」と言わずに、チャレンジすることを見守り、子どものやる気(意欲)をそがないように関わることがとても大切です。
 子どもは家族への愛着をベースにして家族以外の身近な他者への信頼形成がすすみます。家庭と家庭以外の環境も安全で信頼できるものである、という認識を子ども自身が自然と持てるように育むことが、社会性の獲得につながります。
   
午後の部:発達が気になる子の理解と支援
 発達障害は「先天性」のものであり、育て方の問題ではありません。障害に気づく、気づかされる時期は障害の種類や程度、子どもの育つ環境によって異なります。
 発達障害がある場合、発達の道筋が定型的な発達を示す子とは異なることがありますが、発達障害があっても子どもは発達します。できる限り、早期にその子に合った教育や療育の方法、可能性を探し、実施することが望ましく、支援者の存在は親子関係のサポートと身近な他者との関わりにもなることから、支援者の果たす役割はとても大きいです。
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