《報告》第232回地域ネットワーク勉強会を開催しました

IMG_0892-3.jpg  ◆日 時:平成29年5月25日(木) 午後7時〜午後9時

 ◆テーマ:うつ病と五月病の違い
           〜早期発見・治療の重要性〜

 ◆講 師:児玉知之 氏
      【児玉医院 副院長 精神保健指定医】

 ◆参加者:34名

 五月病とは正式な医学用語でなく、診断名に当てはめるならば適応障害にあたります。はっきりと確認できるストレス因に反応する形で、めまい・頭痛・動悸・不眠・食欲低下といった身体の不調と、抑うつ気分・いらいら・集中力低下・意欲低下といったこころの不調など、様々なバリエーションがあります。適応障害は、うつ病の初期症状と類似点が多く区別がつきづらいですが、半年以上症状は長引きません。この状態が2週間以上続く場合は、早めに医療機関への受診が必要です。

 早めに受診するタイミングとして、自分や家族が判断できる指標は2つあります。1つ目は睡眠できるかどうか(寝つきが悪い、途中で起きてしまうといった不眠状態)。2つ目は食欲があるかどうか(好物を食べてみて、美味しく感じないといった状態)です。睡眠・食欲だけに問題がある状態は希で、適応障害や初期のうつ病の可能性があり、早めの受診が必要となります。
 不調にならないための予防策として睡眠が重要です。十分な睡眠を得るための方法として夜間の睡眠を促しやすくするために、日の光を浴びること。特に午前中に外出すること、寝る直前のカフェイン類の摂取や入浴を避けるなどがあります。
 うつ病の人との接し方としては、何らかのアドバイスをしてしまう「聞く」というより、相手の言い分を受容しできるだけ否定しない「聴く」という姿勢が大切です。

 今回の勉強会では、うつ病と五月病の違いや身体のちょっとしたサインから見る病院受診のタイミング、治療を受ける際のポイントと不調にならないための予防策などをわかりやすく理解することができました。

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