★社協職員レポート「想いをカタチに…」Part3

 ボランティアセンターに包括支援センターのケアマネジャーからの相談でした。
 Sさん(95歳ひとり暮しの女性)は、これまで知り合いの空き家に荷物を置かせてもらっていましたが、急に置いてある荷物を全部片付けてほしいと言われたそうです。

 詳しくお話しを聞くと、置かせてもらっている荷物は、すだれや掃除道具など大きい物ばかり。
 その荷物を持ち帰ったら自宅の物置や押し入れにしまわないとならないが、自宅も片付けないと荷物をしまう事ができない。
 高齢で体力がなくなり1人でやることは難しいが近くに親戚もいない。友人も高齢で頼めない…迷惑もかけられない…と、悩んでいたので、お手伝いしてくるボランティアの方がいらっしゃればと思い相談にきました。
DSC06092.JPG


 この相談を受け、ボランティアコーディネーターがひらめいたのは「神栖輝楽シニア倶楽部」。
 このグループは、「輝くための男の講座」の第一期生。それぞれの技術を生かし社会貢献をしたい!セカンドライフを楽しみたい!という思いから昨年4月ボランティアグループを立ち上げた男性7名です。
 早速、ボランティアコーディネーターは、輝楽倶楽部のメンバーに相談したところ、「やってみよう!」ということになり、ボランティア活動をスタートさせました。

DSC06097.JPG DSC06096.JPG
 約束の時間に行くと、Sさんは作業の出来る服装で待っていました。
 そんなSさんの姿を見て、輝楽倶楽部のメンバーは、体調を気遣い
「指示だけしてくれれば大丈夫ですから座っていて下さい。」と言うとSさんは
「自分の事なのに、高見の見物のような事は出来ません。ひとりでどうしたらよいかと困っていた時に、こんなにたくさんの人が手伝いにきてくれるなんて本当に嬉しい。ありがたいです。」
といい一緒に作業をしました。

DSC06645.JPG DSC06642.JPG
 片付けをするだけではなく、Sさんがひとりでも使いやすいように棚を作ったり、クリアケースを持ってきたり試行錯誤しながら作業をしていました。
“自分の母親が生きていたらおなじくらいだな…”と、つぶやきながら。

 包括支援センターのケアマネジャーさんが、後日、Sさん宅に訪問したところ、
“見て、見て、こんなにキレイになったのよ。私でも物が取りやすいようにしてくれたの!”
といいながら、物置、押し入れ、引き出しも全部見せてくれました。
とても悩んでいたのので、片付けができた事が本当に嬉しかったようです!と、お礼に来てくれました。

 輝楽倶楽部のメンバーに、ケアマネジャーさんからの報告を伝えたところ、
「また、こういう相談があったら声かけて下さい。」
と頼もしいお返事を頂きました!

 ひとりひとりの優しい[想い]が[カタチ]になり、95歳のSさんの笑顔と元気に繋がったボランティア活動。
 いくつになっても自分らしく生きること、できる事から始めることが、出会いや発見、感動、喜びのチャンスを得ることができるのだと思いました。


 〈地域福祉推進センター B〉
ボランティアセンター ウェブサイトへ移動します