《報告》第8期発達障害療育者研修会 -全課程修了者は28名-

IMG_0497.jpg  平成28年11月16日から12月7日にかけて開催した第8期発達障害療育者研修会には、保育士、小学校学童クラブ職員、障害児支援事業所職員など、市内の様々な関係機関からの参加があり、28名が全5回の課程を修了しました。
 この研修会は、発達障害の知識と特性の理解を深め、幼稚園や保育園などの実際の現場での関わり方や具体的な支援のポイントを学ぶことを目的に、平成17年度から開催しています。これまでの通算で、本研修を251名が修了しました。
 経験豊富な講師陣の協力により、発達障害児を理解し、支援していくための実践的な研修会となりました。

●第1回:平成28年11月16日(水)19:00〜21:00 (参加者:83名)
講義:障害とは何か−発達障害の理解と支援−
講師:県発達障害者支援センター 社会福祉士  野口雄樹 氏  
1日目発達.jpg 【公開講座】第226回地域ネットワーク勉強会と合同で開催しました。→第226回地域ネットワーク勉強会報告
<受講生の感想>
・発達障害の基礎知識や現在の支援法等について理解できました。これからもたくさんのことを学びたいと思いました。
・何が障害なのか、相手をよく知ること、子供の持っている能力を学びの場で最大限に引き出し見つけてあげること、生活しやすい環境を整え二次障害予防も大切な事を学びました。

●第2回:平成28年11月22日(火)19:00〜21:00 (参加者:45名)
講義 『発達障害のある子の特性と親支援』
講師:子育て科学アクシス 臨床心理士 上岡勇二氏  
kamioka.jpg 発達障害を持つ子どもの状態像は「不安でいっぱい」なこと。睡眠、食事、運動の重要性と脳のしくみを事例を交えてお話し頂きました。
<受講生の感想>
・子供の不安が増さないように周りの大人は余裕を持って接することがポイントだと思いました。不安の強い子の近くには不安の強い大人がいるという言葉が印象的で、子供本人と同じか、それ以上に親支援が大事であり、親が変われば子供が変わる!ということを是非日頃の支援に生かしていきたいと思いました。

●第3回:平成28年12月3日(土)10:30〜12:30 (参加者:57名)
講義 『感覚統合の視点での行動理解と遊びのポイント』 
講師:茨城西南医療センター病院 作業療法士 根本浩則 氏
3kaime.jpg 【公開講座】第227回地域ネットワーク勉強会と合同で開催しました。→第227回地域ネットワーク勉強会報告
<受講生の感想>
・感覚統合という言葉だけは耳にしていましたが、その深い内容を初めて知り、利用している子どもたちの不快を少しだけでもわかってあげられるよう配慮の大切さを知り今後、気にかけていこうと思いました。

●第4回:平成28年12月3日(土)13:30〜15:30 (参加者:47名)
講義 『 感覚統合の視点を学ぶ〜遊びの実践偏〜』 
講師:茨城西南医療センター病院 作業療法士 根本浩則 氏
4kaime.jpg
実際の療育場面の映像を見ながら行動分析の仕方を学んだり、現場でできそうな工夫をグループで考えました。
<受講生の感想>
・ビデオを30秒ずつ見ていくことで、どこに着目して観察すべきなのか、どの言葉を押さえていけばよいのかが少しわかった。
・行動分析の仕方をグループで検証することにより、やり方がわかり、講師の解釈を知り、改めて基本的な考え方がよくわかりました。

●第5回:平成28年12月7日(水)19:00〜21:00 (参加者:49名)
講義 『問題行動の捉え方と支援の実際』 
講師:東京成徳大学 応用心理学部 臨床心理学科 助教 菊池春樹 氏
5kaime.jpg 問題行動に対する“見立てと手立て”をワークやペアになり体験を通して考えたり、事例から具体的に学びました。
<受講生の感想>
・実際の活動を通し、子の接し方を改めて考える時間となりました。学んだことをいかして、問題行動に対しSPELL(★S=構造化、わかりやすい指示を心がけること ★P=肯定的に ★E=共感して ★L=緊張(興奮)させないように ☆L=連携)で関わっていきたいです。
・言われ方や取り方によって子どもの行動や応対が違って来ると思う。今まですんなり出来なかった事が 出来たら支援する方も嬉しく遣り甲斐にもなります。

11月16日から始まり5回連続で実施した「第8期発達障害療育者研修会」受講生の皆様、本当にお疲れ様でした。発達障害の基本から専門的な知識まで幅広く、そして実際の保育現場等での関わり方や問題とされる行動の捉え方について学ぶ研修会になったと思います。今後も、障害のあるご本人やご家族が安心して暮らせる環境となるよう、多くの専門職の皆さんと共に“理解と支援の輪”を広げる取り組みを展開していきます。そして、今回の研修会にご協力頂いた講師のみなさん。ありがとうございました。
ボランティアセンター ウェブサイトへ移動します