《報告》第223回地域ネットワーク勉強会を開催しました

IMG_0336 -2.JPG  ◆日 時:平成28年8月26日(金)
       午後7時〜午後9時

 ◆テーマ:「高次脳機能障害者への支援とポイント
     〜支援機関の事例を通して〜」


 ◆講 師:米澤一郎氏
    (社会福祉法人木犀会 ケアステーションモリヤ 管理者)
       谷畑真理子氏
    (社会福祉法人木犀会 ケアステーションポプラ 管理者)

 ◆参加者:26名

 今回の勉強会のテーマは「高次脳機能障害」。障害の特性や本人との関わり方についてケアステーションモリヤの米澤さんに、支援機関における高次脳機能障害者に対する取り組みについてをケアステーションポプラの谷畑さんからお話を頂きました。

 ケアステーションポプラでは、調理や清掃などの生活訓練や農作業、手工芸などの生産活動を通じて、高次脳機能障害の方が日常生活において充実感を高め、自己実現ができるように取り組んでいます。
 「支援者は、目標をシートに記載し、具体的に示す、興味のある活動から提案し、モチベーションを高めるなど対象者の特性に合わせた関わりを行います。このようなきめ細やかな支援が対象者の自信となり、日々の生活の活力へ繋がっていきます。高次脳機能障害は、身体障害のように表面的には目立たず、本人も認識していない場合が多いため、目に見えづらい障害と言われていますが、周囲が障害を尊重することでその方の安心した暮らしになります。」とこれまでの支援をもとに伝えて頂きました。

 高次脳機能障害は、交通事故や脳血管障害などにより脳の一部が損傷を受け、記憶や注意、行動、感情などの機能に障害が残る状態です。

●高次脳機能障害の主な症状と対応
・注意障害
 集中できない、気が散りやすい、2つ以上のことを同時に進めることができないため、集中できる環境を整える、簡単で、集中を持続できる時間で終わるようなことから始めるなどの関わりが必要です。

・記憶障害
 作業中に声をかけられると忘れてしまったり、物事を覚えられなかったりするため、できるだけ分かり易く簡単な言葉で手短に伝える、メモやスケジュールの活用などの工夫が大切です。

・遂行機能障害
 目標を設定できない、立てた目標を実行できないため、達成しやすいことから始めるように促す、行動内容を簡略化することが効果的です。

・社会的行動障害
 自ら行動を開始できない、落ち着きがないなどがあるため、本人が興味のあることから始め、行動範囲を広げる、強制しない、安心できる場所を確保しておくことが大切です。

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