≪報告≫第220回地域ネットワーク勉強会を開催しました

IMG_0973.JPG ◆日 時:平成28年5月27日(金)午後7時〜午後9時

◆テーマ:「ニート等就労困難を抱える若者の理解とサポート」

◆講 師: 須田 彰 氏
           (いばらき若者サポートステーション)

◆参加者:29名


 今回の勉強会では、「働きたいけど、どのように進めたらよいか分からない」、「人間関係のつまずきで退職した後、ブランクが長くなってしまった」など、働くことに不安や悩みを抱えている若者(概ね15歳から39歳の方)やその家族への支援がテーマです。
 いばらき若者サポートステーション(通称:いばらきサポステ)の須田さんより、いばらきサポステの役割と事業の内容について、事例を交えてお話をいただきました。

※いばらきサポステ(水戸市)は、厚生労働省の委託事業として全国160か所に設置された地域若者サポートステーションの一つで、様々な理由で仕事を就くことか困難な若者のための自立就労支援機関です。茨城県内には水戸市のほか、つくば市、筑西市に設置されています。


 いばらきサポステは、ハローワークのように就労の斡旋はできませんが、働きたい気持ちはあるけど一人では行動に移せない方を対象に、相談支援やコミュニケーション教室などの事業を通じて、その方のペースにあわせた就労支援を行います。

■事業内容(一部紹介)
<相談会>
 いばらきサポステは、主に県内5か所(北茨城市、高萩市、日立市、水戸市、鹿嶋市)を対象エリアとして当事者、家族などからの個別相談、グループワーク等により相談に応じています。(事前予約制、無料)

<コミュニケーション教室>
 料理教室、コミュ・サロン(テーマトーク)、社会人基礎力講座などのプログラムを通じて、コミュニケーション能力を高め、自己理解を深めることを目的としています。

<職場チャレンジ体験>
 レストランや施設管理などの職場体験を通して、達成感や充実感を味わい、就労へのイメージを深めるきっかけとすることを目的としています。対象者が希望する職種に合わせて、サポートステーションのスタッフが地元の企業と交渉し、協力企業を開拓しています。現在、日立市、笠間市を中心に15社に協力を頂いています。


 ニートやひきこもりの状態にある方は、自信や自尊心が低くなり、人に対して漠然とした不安を持っています。しかし、実際に面接をしてみると、とりわけコミュニケーション能力や対人スキルが低い方ばかりではありません。
 そのため支援者は、悩みを抱えている方が不安に思っていることや気になっていることをくみ取り、安心して物事に取り組める環境を整え、1人ひとりのペースに合わせてプログラムの参加を呼びかけることが必要となります。そうすることによって、彼らはプログラムを通じて、自分自身が本来持っている力に気づくと、自ら課題の解決に向けて進むことができるようになります。
 「【成功体験を積み重ねる → 自己肯定感を高める → 社会参加へ繋がる】、といったステップを対象者が一歩一歩踏むことができるよう、支援者は伴走者として同じ歩幅で支援していくことが大切です」と実際の相談対応を踏まえて伝えていただきました。
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