★社協職員レポート 〜精神保健デイケアの取り組み〜

   神栖社協では、平成16年度より、精神保健デイケア(市より一部委託)を行っています。
 この事業は、創作活動や調理、カラオケ等の活動を通じて、同じ障がいを抱える方同士が交流を深め、生活リズムの構築や達成感を味わうことで、社会参加へのきっかけとなることを目的としています。  
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フリータイムでの一コマ。
自分のやりたい活動を選んで取り組むことができます。


 生活リズムを整えたい、仲間を作りたい、就労へのステップなど参加メンバー(以下、「メンバー」)は、それぞれ目的を持って、デイケアに参加しています。ただ、対人関係に不安や緊張があって思っていることを上手く伝えられない、どのように伝えたらいいか分からないなど、自分の想いを表現することが得意ではないメンバーもいます。そのため、関わるスタッフは、「メンバーが安心して過ごせるようにどのような関わり方が適しているのか」、「どのような活動プログラムが社会参加への手がかりとなるだろうか」といったことを常々意識しているところです。


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 その中で印象に残っている出来事は、数年前からデイケアに参加しているAさんです。
 Aさんの活動時の様子は、音楽を聴いたり、ファッション雑誌を読んだりしており、他のメンバーと話すことはあまりなく、スタッフからの声かけに対しても消極的な反応でした。その姿は、スタッフとして関わっている私にとっては、どこか馴染んでいないように映りました。そのため、まずは少しでも安心感を持ってもらえるよう、本人の好きな音楽やファションを話題に声かけを続けていきました。「はい」、「そうです」など、一言、二言だけのやりとりから「○○のファッションが好きだ」、「雑誌で気に入った服は通販で買っている」など自分のことを話してくれるようになりました。

 その後、「ファション雑誌に載っているようなアクセサリーを作ってみたい」との要望があったので、早速、材料を揃えて、一緒にアクセサリー作りを始めました。作り方をある程度覚えると、自分の分、家族の分と次々と作りあげており、充実感に満ちた表情から、その方のペースに合わせ、エンパワメントを引き出せるような関わりが大切であると改めて実感させられました。

 デイケアでは、活動を通じて、「安心して過ごせる」→「達成感や充実感を味わう」→「就労へチャレンジ」や「生活習慣の安定」といった、メンバーそれぞれの目標を持ってもらえたり、意欲を高められたりできるような取り組みを目指していきます。

 デイケアは、精神科に定期的に通院中で主治医よりデイケア利用の了解を得られている精神障害を抱える方を対象とし、神栖地区(「青空」)、波崎地区(「ほのぼの」)の2ヶ所で活動を行っています。(今年度は、青空:26名、ほのぼの:9名の方が登録)
 活動について詳しく聞きたい方やグループ活動への参加に不安がある方への訪問も行っています。デイケア利用の希望がある方は、ご相談ください。

 【問合せ】   神栖本所 地域福祉推進センター 電話 0299−93−0294(担当:高岡、野口)
          波崎支所 地域福祉推進センター 電話 0479−48−0294(担当:坂本、篠塚)

★「精神保健デイケア」の活動についてもっと知りたい方はこちらへ
http://www.kamisushakyo.com/11/13/

本所地域福祉推進センター T
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