★社協職員レポート 〜日常生活自立支援事業〜

 社会福祉協議会は、認知症や知的・精神障害などがあっても、ちょっとした助言や援助があれば、在宅生活を続けることができる方を対象に日常生活自立支援事業を実施しています。この事業は、毎日の生活に欠かせないお金の出し入れや公共料金の支払い、日常生活に必要な手続き、福祉サービスなどを安心して利用できるようにお手伝いします。

【ある日の電話相談】

職員S  「はい、神栖市社会福祉協議会 Sです。」
利用者A 「Sさんかい、市役所から手紙が来ているけど、  
      見に来てくれるかい。」
職員S  「それでは、訪問を予定していますので、
      その際に確認させて頂きます。」
利用者A 「待ってるよ。ガチャッ。」
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 Aさんは、軽度認知症の一人暮らし高齢者です。以前から、Aさんは、生活する上で十分な年金所得があるにもかかわらず、計画的に税金や公共料金の支払いができずにいました。未払いが続き、電気が止められてしまうこともしばしばありました。市の包括支援センター職員が一人暮らし高齢者の見守りで訪問した際に、公共料金の支払いができていないことが分かり、金銭管理ができないかと本会へ相談が入りました。

 当初、Aさんは、他者にお金を管理されることに抵抗がありましたが、包括支援センターと本会の職員が訪問を重ね、顔の見える関係を築くことで、Aさんの方から「お金を使いすぎてしまい電気料金の支払いができない。支払いを手伝ってくれるかい。」と相談があり、日常生活自立支援事業の利用へ繋がりました。

 Aさんは、これまで固定資産税や介護保険料、ガス料金や電気料金などを滞納し、またお金がないからと必要な受診や服薬ができていませんでした。本人の意思を確認しながら、少しずつでも滞納を支払う計画を立て、本人納得の上で支援が始まりました。
2015.3.31de1.png  更に、契約に先立ち、関係機関との今後の支援体制について確認し、音信不通となっていた息子さんとも連絡が図れるようになり、関係が改善されました。
 現在では、分からないことや不安なことがあると、本人から本会へ連絡が入り、ホームヘルパーやデイサービスなどの福祉サービスを定期的に使うことで、より安心して在宅の生活を続けています。


 日常生活自立支援事業は、安心していきいきした生活を応援しています。
 1回1時間当たり1,100円+交通費、書類預かりサービス月500円の利用料がかかります。(生活保護受給者は無料) 相談は無料です。まずはご相談下さい。
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<支所地域福祉推進センター S >
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