《報告》第7期発達障害療育者研修会(4日目)を開催しました

hrk2612004.jpg  ◆日 時:平成26年12月18日(木) 午後7時〜午後9時

 ◆テーマ:『子どもの特性から考える保育の工夫1』

 ◆講 師:公益財団法人 鹿島病院精神科医
       佐藤奈美氏

 ◆参加者:34名

 発達障害療育者研修会も4日目。今回の講師は鹿島病院の佐藤先生。「子どもの特性から考える保育の工夫」をテーマに、問題行動の捉え方と支援についてお話いただきました。

 ★発達障害療育者研修会についてはコチラをクリック!→第7期発達障害療育者研修会

■自閉症の治療
 ・理想は地域での幼児期早期療育と感覚統合訓練。
  【→幼いほど効果的(将来に繋がる)】
 時間がかかっても、正確な評価が先ずは基本となる。全ての支援をご本人に合わせることが基本。理解のない支援者のもとでの失敗体験の繰り返しは逆効果となる。正しい評価・理解・受容に勝る支援はない。

■いつでもどこでも
 実は、いつでもどこでも出来る支援がある。それは「遊び」である。「遊び」を侮ってはいけません。人生最初の学びは「遊び」であり、人は「遊び」から学び、脳を発達させます。興味の幅の狭い自閉症児の遊びを拡げるのは専門的な知識が必要です。遊びは就労の際の余暇活動にも使えます。
 遊びの工夫として、何に興味があるか、得意なことや苦手なことは何か、話せばわかるか、見せれば分かるかなど、お子さんの発達段階を見て工夫することが大切です。

■支援に不可欠なものとは?
 一人一人の違いに合わせた関わり、課題や訓練には準備が必要。「何をする場所か、何をすれば良いのか」が分かる形にする。今は出来ないけど、もう少しで出来ることが基本【→意欲や自信がつく→意欲が出る】。全然出来そうにない課題は不適当【→失敗体験の繰り返し→自信喪失→意欲がなくなる】。 ※出来る課題に戻る余裕を!

 自閉症の支援には正しい知識と理解が必要であり、養育者が最大の理解者であり支援者であれば、健やかに育ちます。養育者も支援者も当事者に沿う支援をするのが目標で、個別対応で満足できる形の関わりが意欲や学習効果を高めていきます。
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