★社協職員レポート ふたつめの『やまぼうし』


 「こんにちは。○○さんいらっしゃい。今日も暑いね。」 福祉センター玄関前に待機して利用者さんを待っていた支援員が、笑顔で声を掛けます。記録的な猛暑が続くこの夏休みから、社協独自事業としての知的障がい児を対象とした長期休暇中(夏、冬、春休み)の預かり支援事業【通称:やまぼうし】がスタートしました。

  社協では、平成22年度から特別支援学校に通う児童・生徒を対象とした、知的障がい児放課後支援事業を神栖市より受託しています。そのなかで保護者との情報交換会など、折りにふれあがっていたのが長期休暇中における預かりの要望でした。

 保護者のみなさんへのアンケートでも[長期休暇中は利用したい施設が満杯で、何日も家にいるとあきてしまうので短時間でも利用できるとありがたい。][週5日希望だが週1日でも助かります。]などの意見がありました。

 身近に充分な社会資源が整っていない、新たな事業所の参入がすぐには見込めない等の地域の実情も踏まえ、市とも協議し導き出した答えは、社協の独自事業として資源が整うまでの間、市民の皆さまからの寄付金等を財源に実施するというものでした。
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 <入口の手作り看板>



 「○○さん。今日はなにして遊ぶ?」夏休みの宿題やお絵かき、ゲームをするもよし。支援員が興味のありそうなものを持ち込むこともあります。体を動かすことが好きな利用者さんとは中庭にでてボール蹴りやかくれんぼ、お散歩など。もちろん熱中症が心配なのでお天気と相談しながらですが・・・。3時にはお楽しみのおやつタイム。ここ最近のヒットは電子レンジでつくるポップコーン。ときには、にわかかき氷屋さんも大人気。トッピングはブルーハワイ、いちご、ミルクなどお好みで。
 保護者の方がお迎えに見えたときには、支援員より今日の様子を伝えます。
 「じゃあまたね。さようなら。」みんなの明るい笑顔が行き交う時間です。


 
 利用時間は午後2時〜5時、一日の利用定員は3名。保護者の方々にとっては決して使い勝手が良いとはいえず、必ずしもご満足いただける内容ではありませんが、《やまぼうしは安心して預けられるところ》、利用者さんにとっては《やまぼうしは楽しいところ》と思ってもらえるよう、支援員は常に一人ひとりの特性に応じたきめ細かな対応を心がけています。「家の用事をすませたい。」「ちょっとの時間、子どもも自分もリフレッシュしたい。」など有効にご活用いただけたら幸いです。


【追記】 市からの受託事業である放課後支援も、社協独自事業である長期休暇中の預かり支援も、通称は『やまぼうし』です。利用者も保護者も職員も、親しみを込めてそう呼びます。名前の由来は、福祉センターロビーのガラス越しに広がる中庭の落葉樹。初夏には素朴で清楚な白い花を咲かせ、花言葉は友情。かわいいし、覚えやすいし、まさにピッタリと、個人的にとても気にいっています。(はじめは「わたぼうし」と言い間違える職員続出だったのですが・・・。)

 記録的な猛暑もなんのその。『やまぼうし』は大きく涼やかな木陰を作って、今日も利用者さんを迎え入れてくれています。

                                           支所地域福祉推進センターS

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