鹿行ブロックボランティア研究集会を開催しました
3月1日(土)、神栖市保健・福祉会館2階研修室において、鉾田・行方・鹿嶋・潮来・神栖の近隣5市による鹿行ブロックボランティア研究集会を開催しました。神栖市からは37名、全体では93名の参加があり同一ブロック内の良き交流の機会となりました。
前半は茨城大学准教授 長谷川幸介先生に「仲間づくりと協働《市民協働ってどんなこと》」をテーマに『新しい公共』を考える講演をして頂きました。「ひとはひとりでは生きてはいけない」の言葉からスタートした講演は、掟(おきて)と協力による連帯が存続を支えた過去の村社会から、今日の都市化社会への変化は人々の暮らしにどんな影響をもたらしたのか?何を得て、何を無くしてきてしまったのか・・・をテレビCMのセリフやその時代のヒット曲をモチーフにユーモアを交えつつも斬新な切り口でお話ししてくれました。
「ハレとケ」という日本古来の考え方から今日のボランティア活動を問い直す内容は特に考えさせられるものでした。「ハレ」と言われる年に数日しかない特別な日と、「ケ」と言われる普段の何げない毎日とは、人間の暮らしの中で重要なバランスを保っているもので、毎日が「ハレ」になりつつある現代にボランティア活動をしている人も、いつの間にか華やかで特別な「コト」を日々(ケ)のボランティア活動に求めてはいませんか?という問いかけにはドキリとさせられるものがありました。何げない日常(ケ)にある、さりげない活動があって初めて「ハレ」の活動が輝く・・・日常(ケ)の中にある活動をもう一度見直そうという提案に一同大きなうなずきがありました。
また、テーマである「協働」という言葉は、実は46年前に社会福祉協議会が世に出したキーワードであることや、市民がコミュニティやボランティア活動を介して行政とのパートナーシップを図り、共に社会的な課題に立ち向かっていくことが「協働」であること。更には、コミュニティとアソシエーション(ボランティアグループなどの共通の目的を持つ人の集団や組織)をバランス良くつなぎ合わせ活動している人を「協働市民」という新しい名称を使って説明してくれるなど「協働」の意味を改めて深く理解することができました。
結びでは、『私達は今の社会をこれから生まれてくる子や孫たちから一時預かりしているもので、次の世代にいい形で引き渡さなければならない。「協働」というみんなが力を合わせ幸せになるための仕組みを市民・行政を始めNPOやボランティア・事業者等が手を取り合って知恵を出し合い事業化し実行していくことが大切なのです。この考え方を「一荷合力」と呼びます。是非それぞれのまちで「一荷合力」を現実のものとし「新しい公共の実現」を目指して頑張っていきましょう』と講演を締めくくってくれました。
休憩を挟んで参加者が6ブロックに分かれ交流を深めました。活発な意見交換がなされ明日のボランティア活動につながる情報を共有できました。
