第118回地域ネットワーク勉強会
第1期・第2期発達障害療育者研修フォローアップ研修会
を開催しました《報告》
『発達障害児を地域で支えるために』をテーマに三浦 剛先生(東北福祉大学子ども科学部教授)の講演会を開催しました。(参加者総数98名)
冒頭で「支援者の持つべき視点」について問題提起され、支える側(支援者)が問題となる行動や障害の部分にばかりに目を向けるのではなく、何をしたいと思っての「行動」なのかを相手の立場で考え、本人の「思い」を感じ取ることが解決の糸口となることを伝えてくれました。
また、早期発見・療育には、保健・医療・福祉・教育の各機関がシステムとして連携していく重要性を事例を通して詳しく説明されました。家族の思いや悩み、障害の受容は一人ひとり違いがあり、発見場面から必要とされる療育についても当然違いがあることを認識し、個別の支援を関係機関全体で協働して取り組んでいくことが、家族の安心や適切な療育に繋がることが理解できました。
それぞれの実践事例を通じて、日常的に関係機関間に報告・連絡・相談しあうという「課題の共有」を図ろうとするムードがあることで、緊急時も迅速に対応することが可能になるといった“繋がり合いの大切さ”について改めて感じることができた講演会でした。
参加者の内訳 (参加者総数98名)
保育士・幼稚園教諭…29名 小・中学校教諭等…18名
福祉関係者…18名 医療関係者…13名
行政関係者…7名 ファミリーサポーター…6名
NPO・ボランティア関係者…4名 一般参加(当事者家族含む)…3名
〈アンケート結果〉
☆講演全体の満足度 ☆講演会の内容
大変良かった…31% 大変良かった…28%
良かった………43% 良かった………35%
普 通…………23% 普 通…………32%
☆講演会の感想
・事例が多く理解しやすかった。地域、家庭、関係機関との連携はしっかり取っていきたいと思います。(学校関係者)
・早期療育システムがすばらしいと思った。保育園への巡回相談、早期療育システムを神栖市にも是非作って頂きたいです。(保育士)
・事例にあったような保健センターが行っている「地域システム」のようなものが神栖市にも早急に必要と感じた。システムがしっかりしていれば幼児期から就学を迎える時期にも支援計画がスムーズに移行できると思う。子どもの発達に長期間関わることで個別支援が幼児期から就学後もできるシステムがあることを羨ましく思った。(小学校教諭)
・神栖市でも円滑な連携で一人でも多くの人が支援を受けられるとよいと感じました。(保育士)
・一人ひとりに合った支援をしていくこと、そのためにその児童の能力を把握、周囲との共通理解を持つことの大切さを改めて感じた。(行政関係者)
アンケートの回収は74名の参加者から頂きました。回収率は76%でした。
多くの皆さんから感想を寄せて頂き、今後の講演会開催時の参考にさせて頂きます。
ご協力ありがとうございました。
